
今回はZX6Rのオイル交換をしていきます。
オイル交換のやり方は調べたらいくらでも出てきますが、スタントバイクのオイル交換は通常とは少し違います。
あくまでもスタントライディングをするうえの個人的な考えなので、その辺を理解したうえで記事を読むようにお願いします。
オイル選び
最初にオイル選びについてお話します。
自分の場合はほぼ毎日乗っている時期は安いオイルを毎月交換していました。
4ℓで¥3,000くらいの100%化学合成オイルです。
ですが、安いオイルは膜切れを起こしやすい(らしい)ので、ヤマルーブプレミアムや余裕があればMOTUL300V などのオイルを使用することをおすすめします。
オイル交換頻度は、毎週土日に練習する場合、安いオイルは3ヶ月に1回、高いオイルは半年に1回の交換でいいのではないでしょうか。
オイルのことは話し始めると長くなるので別の記事で話そうと思います。
ちなみに、自分は粘度が同じオイルなら種類でパワーの変化は感じませんでした。安いオイルはシフトの入りが悪くなるのが早いと思ったくらいで、パワーが落ちるとか、高いオイルだからパワー上がるとか自分はわかりませんでした。
オイル交換のやり方
準備するもの
- オイル
- ポイパック(廃油処理ボックス)
- ラチェット(ドレンボルトのサイズ)
- パーツクリーナー
- ウエス
①オイル交換前準備
暖気をして少しエンジンを温めます。自分の場合は水温が70度になるまで暖気します。
オイルキャップとドレンボルト周りをパーツクリーナーで掃除します。エンジン内部に砂利等が入らないように最初に掃除します。
次にポイパックの準備をします。周りに飛びそうで不安な人はオイル受けで受けてからポイパックに移してください。
先に箱を作って中に吸収材を入れます。
これはどちらでもいいですが、自分はメンテナンススタンドをかけた状態でやります。
②オイルを抜く
ドレンボルトを軽く緩めてから、ポイパックを設置します。ポイパックを下に入れたら手でボルトを緩めます。ギリギリまで緩めて外れた瞬間に手を引けば手をオイルで汚さずにボルトを外せます。
オイルキャップをしたままなので最初は少しずつオイルが出てきます。最初から外しててもいいですが出てくる勢いが強くて手が汚れるので自分は後から外します。
左がキャップを外す前で、右が外した後です。キャップをしたままだと密封状態なので出が悪くなります。
オイルを出してる間にドレンボルトをパーツクリーナーで綺麗にします。キャップも汚れていたら掃除してください。
メンテナンススタンドだとオイルが全部抜けないからサイドスタンドで抜くとか、車体揺らして全部出すとか、それが正しいやり方かもしれませんがそこは気にしていません。
そんなにシビアになるところなのか…?と思いますね。
オイルが水滴になったらドレンボルトを締めます。
慣れてるので手ルクレンチで締めますが、不安な人はトルクレンチを使ってください。練習場をオイルまみれにしないようにと、エンジンのねじ山を潰さないようにここはきっちり整備しましょう。
ドレンワッシャーは新品に交換しますが、忘れていたらそのままでも大丈夫です。ケチるほどの物ではないですが、漏れるまでは再利用できます。勿論おすすめはしません。
③オイルを入れる
スタントバイクはウィリー中ちゃんと吸うようにオイルを多く入れます。規定+1ℓ入れるバイクもあります。
ZX6R(2003)の場合、規定量の3.4ℓでも問題ないらしいのですが、自分は4ℓ入れます。
なので、4ℓ缶を直で入れます。
これも密封状態だと出が悪いのでニッパーで穴を開けて空気が入るようにしてスムーズにオイルを入れられるようにします。
こんな感じです。ノズルを付けて直で入れます。
入れ終わったら、オイルキャップを締めて完了です。
④レベルチェック
前述したように、オイルを多く入れています。
自分の場合はメンテナンススタンドを外した状態で車体を立てたらちょうどオイル窓が埋まるくらいにしています。たまに多く入る場合があるのでその時は少しドレンボルトを緩めてオイルを抜いて調整します。
左がメンテナンススタンドを立てた時、右がメンテナンススタンドを外して直立させた状態です。
ZX6R(2003)でも最低でUPERまでは入れるのをおすすめします。
オイル量は車体、年式によって変わるのでわからない場合は同じバイクを乗っている人に聞いてみましょう。
自分の場合は100度まで暖気してから乗り始めます。
まとめ
以上でスタントバイクZX6Rのオイル交換解説を終わります。
バイクに乗る頻度が多い時期は毎月オイル交換、半年でフィルターを交換していました。
スタントライディングは非常にエンジンに負荷がかかるので、オイル交換はめんどくさくてもしっかりすることをおすすめします!
エンジンが壊れてからでは遅いですからね…
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