バイクで公道ウィリーは違法?最悪逮捕になることも!?

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バイクで公道ウィリーは違法?最悪逮捕になることも!?

バイクでウィリーをすることは常に危険ととなりあわせです。しかしそれが公道でのウィリーだったらどうでしょう?事故の危険性はもちろん、どんな違反にあたるのか、どのような罰則があるのか?

今回は公道でウィリーをするにあたっての罰則、危険性について詳しく解説していきます。

どんな違反?
Ride of the Century の Facebook より引用

どんな違反?

まず公道にてバイクでウィリー走行をすることは違反です。道路交通法の安全運転義務違反にあたります。しかし、これは単独でウィリーをした場合の違反であり、複数の台数でウィリー走行をした際には安全運転義務違反よりも重い罪が課せられることがあります。

それが共同危険行為です。これは暴走族による集団走行やドリフト族、ルーレット族に適用される例が多いかと思われますが、公道にて集団でウィリー走行をした場合にもこの法が適用されます。
場合によっては家宅捜査や、逮捕、実刑といったこともあり得ることでしょう。

このように安全運転義務違反と比べるとこちらは非常に重い内容だということが分かります。
では、この二つの違いとはなんでしょう?

安全運転義務違反とは

簡単に説明すると、"自動車のハンドルやブレーキなどをしっかりと操作し、道路や交通、様々な状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような運転をしなければならない"というわけです。例としてはながら運転であったり、わき見運転などが挙げられます。

二輪車で違反した場合の罰則は、違反点数2点、反則金7,000円です。

ウィリーもこの違反行為に該当します。

共同危険行為とは

簡単に説明すると "道路上において二台以上で連ねて走行または並走した際に、共同して著しく交通や他人に危険を及ぼす行為" のことを指します。

罰則ですがこちらは二輪車四輪車関係なく、行政処分として違反点数は25点。これは免許取り消し処分となり、欠格期間は最大2年となります。そして刑事罰として2年以下の懲役又は50万円以下の罰金。これは交通前科がつきます。

公道でウィリーをする危険性

公道でウィリーをする危険性

公道にて前輪を浮かして走行するということは様々な危険が伴うことが考えられます。まずは前が見えにくい。バイクのフロントが持ち上がっているため目の前の視界は当然タンクやハンドルで遮られてしまいます。それにヘッドライトも天を照らしているわけですから対向車や前方を走る車には気付かれにくいので非常に危険です。当然テールランプも地面を向いてるので夜中だと後ろから追突される危険性もあります。

他にもかじ取りができないことや、速度の調整が難しいなど、様々な危険が考えられますので公道でのウィリーがどれほど危険なのか今一度理解しましょう。

ではなぜ公道に出てしてしまうのか?

様々な理由があるとは思いますが一つは本場アメリカへの憧れではないでしょうか。アメリカのバイクストリートの映像は動画サイトやSNS等で見ることが出来ますが、あちらは「公道でのウィリーが合法なのか。」と思ってしまうほど当たり前のようにフロントを上げていますがもちろん違法です。主催者が警察に許可を取り、パトカー同伴のもと公道ウィリーを行うイベントもありますがあれは例外です。

もう一つの理由としてはバイクの練習をする敷地を確保するのが難しくて、広くて長くてウィリーのしやすい道を求めて公道に出てきてしまうといったケースでしょうか。しかし公道には一般車も歩行者もいますので、ウィリーの練習より自分や人の命のほうが大切ですから、絶対に公道に出てウィリーをするのはやめましょう。

公道とクローズドエリア(私有地など)の違いが分からない場合はしっかりとした確認のうえで使用しましょう。知らなかったでは済まない場合もありますからね。

まとめ

今回はバイクでの公道ウィリーについて違法性や危険性、筆者なりの意見をまとめてみました。

自信があるから、上級者だからといって公道でウィリーはしてはいけません。違法であることとどれほど危険であることを十分に理解しましょう。

また事故を起こした場合は保険が適用されなケースもありますので、優秀なライダーであるならばそのリスクをしっかりと考え、近隣に迷惑をかけない、安全が確保されたクローズドエリアで練習しましょう。

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