スタントパーツであるスタントケージとレースアーマーの違いを知っていますでしょうか?
このページを開いているということはバイクスタントに興味があり、スタントケージくらいは知っているでしょう。では逆にレースアーマーとはいったい何なのか。
今回はこの二つがどういったものなのか、またどう違うのかを解説していきます。
スタントケージについて詳しく解説しているページはこちら
スタントケージとレースアーマーはそれぞれどんなもの?
スタントケージ(またはCrash Cage)
バイクスタント用に作られたエンジンガード。
バイクスタントというのは転倒が付き物であり、その際にエンジンやラジエーター、その他部品が壊れるのを防ぐためのスタントケージである。
また車体と地面の間に隙間を作ることにより、足を挟む事故を防ぐためのものでもあるバイクスタントには欠かせないパーツである。
もちろん重い車体を日常的に倒すため十分の耐久性が必要であるためスタントケージは頑丈なスチール製であり、衝撃を分散させるためにフレームの三か所または四か所に取り付け部がある。
価格は約7万円
レースアーマー(またはRace Rail)
名前の通りレースに適しているエンジンガード。エンジンスライダーとスタントケージの中間のようなもの。
スタイリッシュなデザインであるため、バンク角を維持し、純正の見た目を崩さないのも特徴。
エンジンスライダーの場合、レース転倒時フレーム取り付け部一か所に衝撃が集中し、バイクへのダメージが多いのに比べ、レースアーマーはフレームの二か所に取り付け部があるため衝撃を分散させることができ、バイクへのダメージを軽減することが出来る。
価格は約5万円
この二つの違い
・スタントケージはバイクスタントに最も適しており、レースアーマーはレースに最も適している。
・スタントケージのほうが車体を守る性能が高く、レースアーマーの性能ではステップやマフラーといった、レースアーマーより下部にあるものは守れない可能性が高い。
・ガードを取り付けているポイントが多いほうが衝撃を分散させることが出来るため、二か所止めのレースアーマーよりも三か所または四か所止めのスタントケージのほうが衝撃吸収といった面では優れている。
・コーナリングを攻める際バンク角をつけやすいのはレースアーマーであり、スタントケージだとライディングの妨げになってしまう。
・見た目的にスタイリッシュなのはレースアーマーであり、反してスタントケージは純正バイクの見た目をガラリと変えるようなデザイン。
まとめ
今回はスタントケージとレースアーマーについて解説しました。
純正バイクの外観を崩したくないけどスタントケージのようなカッコいいスタントパーツを取り付けたい!という方にはレースアーマーがおすすめです。
バイクスタントをしなくても実用的なものであればスタントパーツを取り付けるのもありかと思います。
まだまだ日本ではマイナーなバイクスタントですが、今後さらに流行っていけば日本でもコンペなどの大会も実現するかもしれせん。
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