
近年マイクロSDよりも小さなバイク専用ナノウィンカーというものが流行っているのをご存じでしょうか?
照明部の面積は極小サイズでありながらかなりの光量があり、視認性抜群のウィンカーであります。
ですがそんな極小サイズのウィンカーが車検に通るのでしょうか?面積はクリアするのでしょうか?そんな疑問を元車検屋が解説していきます。
バイクウィンカーの保安基準
- 発光色は橙色のみ(オレンジ色)
- 光源のワット数は10W以上60W以下
- 毎分60回~120回で一定の周期で点滅すること
- 照明部の面積は7平方cm以上
- 発光面中心より内側20度、外側80度から視認可能であること
- 左右のフロントウインカーの最内縁が240mm以上離れていること
- 左右のリアウインカーの発光面の中心が150mm以上離れていること
- 左右対称の位置に取り付けられていること
- 照明部の中心は地上2.3m以下となるように取り付けられていること
以上がバイクのウィンカーの保安基準になります。
照明部の面積もきちんと定められており、7平方㎝以上でないといけません。しかし、ナノウィンカーはマイクロSDほどの大きさしかありません。
もちろん保安基準を満たしていなくては車検は合格しませんが、実は例外もあるのです。
Eマークがついてあれば保安基準を満たしていなくてもOK
照明部の面積が圧倒的に小さいナノウィンカーでもEマークがついてあれば車検対応です。
一般的にはEマークはウィンカーレンズに刻印されており、車検時にも検査員はそのEマークを確認します。
安心のEマークがあるから大手バイク用品店にも置いてあるというわけですね。
通販サイトで買えてしまう激安ナノウィンカーには注意!
通販サイトでナノウィンカーを検索してみると\2,000以下で買えてしまう商品もありますが、ナノウィンカーだからEマークがついてあるというわけではありません。
流行りに合わせて中華ナノウィンカーが激安で販売されていますが、Eマークがついた車検対応ナノウィンカーはそんな価格では買えませんので注意が必要です。
お求めの際は、信頼できるメーカーなのか、商品ページをしっかりと確認することをおすすめします。
車検対応ウィンカーでも車検不合格になることも
よく勘違いする人が多いですが、車検対応と記載されているからといって車検に必ず合格するとは限りません。あくまで車検対応商品です。
取り付けが間違っていたり、劣化により球切れを起こせば車検不合格もあり得ます。取り付けに自信のない方は整備工場にて取り付けをお願いしましょう。
まとめ
今回はバイク専用ナノウィンカーが車検に対応しているのかを解説していきました。
私もナノウィンカーをつかっていますが小さくて目立たないカッコよさと、点滅時はまぶしいほどの光量によって周りの車からの視認性も良く、
ナイトツーリングも安心です。
ウィンカー選びをするときには保安基準を満たしているのかEマークはついているのか、しっかりと確認しましょう。
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